杉山洋子料理工房
 


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FOOD TALK

教室でお料理を教えたり、世界の「食」を求めて旅をしたり、 また日常生活の中から役に立つアイデア、新しい発見、感激など、「食」に関するエッセイをお届けします。



Hollywood Insider Culinary Experience

photo まだ寒いシアトルから抜け出して、南カリフォルニアの太陽がさんさんと輝くサンタモニカのホテルに到着。 前には、すばらしいビーチが広がる。ホテルも4つ星級の私好みのすっきりしたインテリア、ロビー、バー、 レストラン、庭、プールとごきげんな大きさ。快適である。

今回はブッシュ大統領からアーノルド・シュワルツェネガー知事のパーティー、はてはアカデミー受賞 パーティーまで手掛けるDenise Vivaldoとそれぞれ一流のクルーメンバー5人がお膳だてしてくれたLAの食の ベストをかいつまんだ日程である。

1日めのとっぱしは、レストラン・サプライショップのSURFA'Sから。オーナーの話の中でトスカニーの 2,500年も古いオリーブの木からとったオリーブオイルがあるとかで、迷わず2本をゲット。使うのが楽しみだ。 この頃日本に行くと「何万年前の塩」とか言って出されることが多々あるので、まゆつばだろうか。私も相当おめでたい言える。

お昼は、Deniseが好んでいくという素敵なレストラン、CAMPANILE。もちろん、場所はハリウッド。 隣にすばらしいベーカリーがある。なにもここだけじゃなく、シアトルでも息子がすんでいるベルタウンのコンドの一階には、 市内でも有数のベーカリーがあるが、このレストランの空間、採光、味、なんて好きなんだろう。夜は、 ビバリーヒルズ・ホテルのポロクラブ。プライベート・ダイニングなので、ピーポー・ウオッチはあまりできないが、 まさしく、ハリウッド。

南カリフォルニアはやはり、メキシコ、ラテンアメリカに近いのでその影響が濃い。翌日は、お昼から皆のマルガリータがすぎて、 午後の訪問がけだるい。ロス発祥のファーマーズ・マーケット、ハリウッドのスターフォアエバーとセメタリーも訪問。 映画通じゃないので、なかなか知っている人がいない。昼前に見学にいったユニオン・ステーションがなかなかいい。 こんな鉄道の駅がスタンダードだと、世界の旅ももっと素敵になるのではないか!

photo 翌日はサンタモニカのファーマーズ・マーケット。ホテルから数ブロック、海沿いを歩いて『なんてすばらしい気候!』 と皆と口々に声を交わしながら、晴天のマーケットで世にもおいしい極上のFUJI APPLESを紹介される。 銀座の千疋屋も真っ青になるだろう。モントレーのファーマーズ・マーケットも主人がサリナスにオフィスを 構えていた3年間はよく行ったが、もっと南に位置するこのサンタモニカ、素敵である。もっぱら野菜専問。 大好きなア―ティーチョークがある、ある。べ―ビー・ア―ティチョークも紫色をしていて、おいしそう! 即座に料理したい気持ちが湧いてくる。

photo 『LA TIMES』のテスト・キッチンにもおじゃました。つい先日もシアトルタイムズ/シアトルP.I.の『Pacific Northwest』に 私の茶懐石の記事 が載ったところだが、実際、水曜日のFOOD&ARTには、スタジオで作り、写真を撮り、記事を書くというのに45人もの人が携わるという。 すごいオペレーションだ。新聞に載せるレセピ―を完成させるのに何度も何度も試めすという。苦労がわかる。

パラマウント・シアターも見学。トム・ハンクスのフォレストガンプのあのベンチに座る。トム・クルーズ所有の敷地内に停めているバン。 食には関係ないか……。

24時間営業の一度も閉店しないレストラン。そこには、有名だというそば粉のパンケーキを食べに行った。 でも、メキシカン・オムレッツのトルティアにチーズとサルサがのっかかっているのを隣の友人からちょっと 味見させてもらったのほうが、抜群にうまい。

本屋のクックス・ライブラリーでは、シャンパン・レセプション。EL BULLI の500ページのほとんどが料理の写真集のも売っている。$350なり。 また、バルティモア・ホテルの横のLA市の図書館の食の部門の豊富さは、圧巻である。

最後の夜は、VALENTINOでのガラディナー。皆、オッシャレして出かける(私はこんな風に時々 おもいきりおしゃれをして、 素敵なディナーに行くの大好き。この日のために前もってニューヨーク で見つけた素敵なアウトフィットを着ていく)。隣に座った友人のWeezieはオークランドはアラメダで 教えている料理の先生。 もう80何歳なのだが、ちゃきちゃきに元気で皆の見本。年に二度は必ずイタリアに行くという。その彼女がこのレストランには一度来たかったという。 シンプルなメニューだが、 レストランのデコー(雰囲気)、サービス、味とミシュランだと最高の三ツ星をあげられる。 つい1カ月か2カ月前に教えたモールトン・チョコレートケーキの完璧なのと、このアメリカでは、 サンフランシスコはパルナサスアビニューのあの店でしか食べられない、そんな味の上をいくジェラートが添えられてくる。 至福の時である。また、噂に名高いオーナーの上品さ、ダスティン・ホフマンをさらにダンディーにしたようないい初老の男性。 イタリア語で話かけるWeezieになんて素敵な挨拶を。

私のお膳だてじゃなくて、バイタリティー溢れる食のプロフェッショナルが練りに練ったプログラム。 毎日、いろいろ連れていってくれるバンの運転手は、若手俳優、モデルのマイケル君だったことを記して、 皆をうらやませておこう。

 

2005年2月10日






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