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FOOD TALK

新緑の季節

 

寒い寒いと春でも寒い日が続いていたと思ったら、一挙に初夏のような季節になった。家のまわりの木々や草花を撮ってみた。どこも緑、緑、若芽が萌えいでている。

 

3月終わりから4月にかけて、IACPのコンフェランスが当地シアトルで開催され、そのホスト・コミッティーとして、 また、ワークショップのプレゼンターとして大忙しだった。

 

このコンフェランスの間、我が家に10日間滞在していたパリの友人(コルドンブルー料理学校の前ディレクター)が、またまた素敵なパリエスプリを運んできてくれた。彼女はパリの郊外に住んでいて、BRIECHEESEの名産地、産地銘柄制に指定される、のどかな田園がまわりに広がるカントリーだ。いつか、パリからプロバンスに 寄ってベニスまでイタリアを車で横断する旅に行く前に泊まったことがあった。たまたま明日、出発の日が彼女の誕生日に当たるので、その前夜はパーティーというこ とになり、素敵な旦那様が(パリ勤務なので、帰宅途中に有名店のいろいろなお惣菜を求め)、レディー達はキッチンには入ってこないで、暖炉の前でこのシャンペン を飲んで待っていて、と優雅なお達しがあった。その時に注いでもらった夢のようなロゼを、今回、お土産に持ってきてくれたのだった。『我が家の近くのちいさな シャンパンのカーブだけれど、とってもおいしいのよ。』そう、すでにごちそうになったあの夢のようなシャンパン。彼女が帰った1週間後、サンフランシスコから 弁護士の友人が週末仕事で来るからと、2~3日泊まりにやってきたのだが、その日曜日、恒例の我が家のシャンパン・ブランチに主人とたった3人であけたこのロゼ。 シャパ、シャパ、シャパっとフルートに、色といい、味といい、極上のシャンパン。朝日が注ぐ白いテーブルクロスに映えていた。

 

『パリからなにか持ってくるものは? 欲しいものは?』とメールがきて、『じゃあ、FAUCHONの栗のジャム、フレッシュ・ラクレット(ラクレット用のチーズ)、 ラドレーのマカロン』と。彼女が我が家に到着したときに、『このチーズを冷蔵庫にね』といって手渡されたフレッシュ・ラクレット。彼女の家のいつかの日曜日の お昼にラクレットをして、とってもおいしくて、アメリカに帰る前にマーケットで、私もこのチーズを買って帰ったことがあった。こんな素材があるとおもてなしも 楽しみで、すぐそのチーズをつかってディナー・パーティーをしたことを思い出す。

 

残念ながら、パリ一との評判のラドレーのマカロンは、とてもデリケートで日持ちもしないことから、持ってきてもらえなかったが、FAUCHONの栗のジャム、 そして彼女ごのみのジャムもほかに2~3、そして、FAUCHONの「THE DES CELEBRATIONS Le Printemps」は、たまたまブリオッシュのクラスのときに、 皆に『パリからのおみやげ』とふるまった。ローズや春の香りがいっぱいのおいしい紅茶だった。それにあわせてジンジャー・ケーキもこちらでは食べられない おいしさ。食がなによりも大事なフランスならではの味だろう。

 

まだまだ、FAUCHONのキャンバス・バッグには、グディーがつまっている。 (黒いFAUCHONのロゴ入りのバッグは、マゼンタのリボンがかかっていて、そのすてきな色合いまで、パリのエスプリに感じいるのだった。) また主人の仕事関係のお客様から、名古屋名産の白川茶をいただいた。おいしい緑茶が切れてしまって、STARBUCKSでも買える「ZEN」とかいうティーバッグで 我慢していた時だったので、これもうれしい頂き物だった。

 

新緑のすがすがしい季節のことを書こうとおもいながら、すぐ食べ物のことに話がとんでしまうのは、いや、仕方がない。

 

2006年4月